読み比べ 古事記とホツマツタヱ
読み比べ 古事記とホツマツタヱ
小深田宗元 [著]
2023.4 四六判 / 434頁 ISBN: 9784867231159
記紀の原典!
神代文字で書かれた縄文の叙事詩
『ホツマツタヱ』の驚くべき内容とは⁉
記紀の原典とされ、神代文字で書かれた縄文時代の叙事詩「ホツマツタヱ」。
その驚くべき内容を、「古事記」の流れに従って、それと読み比べるかたちで、
「ホツマツタヱ」の語るところを解説し、古事記の謎や矛盾を解き明かす。
【 目 次 】
序章―ホツマツタヱとは
第1章:初発の神々 別天津神と神世七代
1、別天津神と神世七代の謎 2、古事記の最初の神・アメノミナカヌシとは 3、古事記と異なる神世七代の神 4、神世七代の最初の夫婦神 5、神世七代にみる雛祭りの起源 6、ホツマツタヱを読み違えた古事記の神名 7、皇統断絶の危機 COLUMN1~7
第2章:イザナギとイザナミ(両神)の物語
8、古事記の国生みの真相 9、ホツマツタヱが語る両神の実像と歴史記述 10、「みとのまぐわい」と「天の御柱廻り」の真相 11、「天の御柱廻り」の深層 12、イザナミは火の神カグツチの出産で死んだ? 13、黄泉の国での出来事とその後のイザナギCOLUMN8、9
第3章:ホツマツタヱが語る両神の四御子
14、古事記では語られない謎の長女・ヒルコヒメ 15、ヒルコヒメの逸話―今に伝わる和歌山の神事 16、ヒルコヒメ(ワカヒメ)の恋歌・回り歌の神力 17、両神の長男・アマテラスの実像 18、アマテラス誕生前の世継ぎ祈り 19、白山信仰の女神キクキリヒメとは? 20、アマテラスと12人の后妃 21、歴史の闇に消えたセオリツヒメ 22、謎多きツクヨミとイフキドnusi23、両神の三男・スサノオの人物像と人生
第4章:アマテラスとスサノオ(高天原神話と出雲建国)
24、誓約で生まれた御子たちの真実 25、三女神(宗像大社の祀る神)の運命とその実像 26、アマテラスの天の岩屋籠もりの真相 27、八俣の大蛇退治と出雲建国 28、スサノオの和歌「八雲立つ・・・」の深い意味COLUMN10,11
第5章:オオクニヌシの国作りと葦原中国/出雲の平定
29、脚色多きオオクニヌシの実像! 30、国譲りと鹿島立ちの真相 31、記紀夷振歌はホツマツタヱで解ける 32、オオナムチの津軽転封と一族のその後 33、三輪山に鎮座するオオモノヌシとは誰か 34、古事記ではわからないオシホミミの事績 35、オシホミミの治世と御子兄弟への御言宣 COLUMN12~15
第6章:天孫降臨と日向三代
36、記紀における日向神話の功罪 37、消えてしまった第一次天降り 38、ニギハヤヒの先代、ホノアカリの人物像と治世 39、次男・ニニギ、新田開拓で諸国を巡 40、ニニギとホノアカリの二朝並立時代 41、消えてしまった三種の神器の起源譚 42、謎の神サルタヒコとの出会い 43、コノハナサクヤヒメの三御子出産の経緯 44、ヒコホホデミとトヨタマヒメの結婚の実相 45、和歌の力とトヨタマヒメの宮入り COLUMN16
第7章:神武天皇以降の時代
46、記紀等における謎の神・ニギハヤヒ 47、神武東征の原因 48、景行天皇とヤマトタケル親子の親愛 49、「国偲び歌」の三書比較 50、ホツマツタヱにみる「国偲び歌」の深い意味解釈 51、ヤマトタケルはスサノオの生まれ変わりだった!