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部下が自ら動きたくなるリーダーシップ─ホスピタリティで"関係の質"を高め、メンバーが自然と動き出す職場を作る─

部下が自ら動きたくなるリーダーシップ─ホスピタリティで

部下が自ら動きたくなるリーダーシップ─ホスピタリティで"関係の質"を高め、メンバーが自然と動き出す職場を作る─

船坂 光弘 [著]

2025.11  四六判 / 272頁  ISBN: 9784867232095

1,980(本体1,800円)

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ʘあなたは、どんな職場をつくりたいですか?

「リーダーの指示に従い、私語も少なく、業務を淡々とこなす職場」
それとも、
「仕事にやりがいと誇りを持ち、仲間との関わりを楽しみながら、メンバーが自ら動き出す職場」

メンバーが自ら考え、助け合い、笑顔で働ける職場。そんな理想を現実に変えるための第一歩が、この一冊にあります。

ホテル業界で17年間、現場の最前線に立ち続け独立。その経験から組織運営にホスピタリティを活かす活動を開始。全国1000社を超える組織づくりを支援し、延べ二万人を越えるリーダー・人材育成に携わってきた著者が導き出した答え――
それは「人は指示では動かない。心が動いたときに行動が生まれる」ということ。
働き方改革や制度の整備だけでは変わらない"人の心"に焦点を当て、チームの幸福度と成果を両立させる方法を丁寧に紐解いていきます。

本書で語られるのは、特別な理論ではなく、現場から生まれた実践知です。
部下一人ひとりが誇りを持ち、リーダーが自ら輝くことで、チーム全体が自然と動き出す。
そんな好循環を生み出すヒントが随所に散りばめられています。

また、長年ホスピタリティを追求してきた経験から、「相手の喜びが自分の喜びにつながるとき、人は優しく強くなれる」という哲学が貫かれています。
単なる接客やマナーを超え、人としての"あり方"に立ち返る考え方こそ、これからの時代に必要なリーダーシップだといえるでしょう。

「ここで働けてよかった」と心から思える職場をつくるために。
この本が、あなたとチームの未来を照らす一冊となりますように。


目次

はじめに──どんな職場を、あなたはつくりたいですか?─

STEP1(一ヵ月目)
ホスピタリティを組織運営に活かす─これからの時代にふさわしい組織像を理解し自らの職場を見直す─
【1】ホスピタリティで変わる、働き方とマネジメントの常識~"幸せ視点"で人が育ち、成果が生まれる職場とは~
【2】人的資本を活かすリーダーシップの新たな潮流~トップダウンから、目的共感・集合知の時代へ~
【3】「組織の成功循環モデル」から分かる組織を成果に導く「関係の質」という起点~成果を生む最短ルートは"関係"から始まる~
【4】ホスピタリティとは、「人と組織を強くする関係性の力」~「なぜあの職場はうまくいくのか?」その答えがここにある~
【5】ホスピタリティを組織運営に活かすという発想~人間関係が成果を生む"社内ホスピタリティ"の力~
【6】ホスピタリティ・リーダーシップで"関係の質"を耕す~「関係の質」から成果を引き寄せる、ホスピタリティ・リーダーの力~

STEP2(二ヵ月目)
リーダー自身の「思考」と「行動」習慣を見直す─組織はリーダーの鏡、"変化は自分から"を実践する
【1】リーダーシップとマネジメントの違い~「管理する人」から「心を動かす人」へその第一歩が、あなたの"あり方"を見直すこと~
【2】「職場の空気はリーダーの鏡」~職場の空気が重たいのは、リーダーの〈感情の伝染〉かもしれない~
【3】"心の栄養"の処方箋~部下のやる気が見えないときは、仕事ではなく『心』にビタミンを~
【4】承認がないと部下の努力は埋もれる~「行動」をほめる前に、"存在"を認める一言を~
【5】自己肯定感を高めるリーダーの習慣~リーダー自身のコップを満たすことから始めよう~
【6】「配る」だけでチームが変わる──目配り・気配り・心配りの実践法~目配り・気配り・心配りが、内なるホスピタリティをつくる~
【7】「自分にできることは?」と問える人が、信頼を集める~自責思考が、支援型リーダーシップをつくる~
【8】「数字ではなく"ロマン"を語るリーダーが、部下の心を動かす」~リーダーの信念が、組織の軸をつくる~

STEP3(三ヵ月目)
ホスピタリティで職場の空気を変える─心理的安全性を整え成果を生む土壌を育む─
【1】ホスピタリティで耕す!「組織の三要素」からはじめる職場の土壌づくり~自分が変わったら、次は環境を変える~
【2】リーダーの関わり方が変える!心理的安全性に満ちた職場の土壌~安心感が、挑戦と成果を引き出すカギになる~
【3】ミッションとパッションが火をつける!学習・成長する職場づくり~指示・統制から、自律・共感への転換~
【4】与え合う組織をつくる:アダム・グラント流ギバー文化~メンバーの心の満たされ方で成果が変わる~
【5】幸福度と成果を同時に高める〈Well-Being4因子〉~メンバーの幸福感が組織の成果を導く~

STEP4(四ヵ月目)
メンバー一人ひとり輝きを引き出す─成長と成果をつなぎチームの未来を創る─
【1】「人が輝けば、成果は自然とついてくる」~メンバーのやる気が生産性を左右する理由~
【2】「パーパスを"つなぐ"リーダーになる」~メンバーの「やる気の源泉」を引き出す力~
【3】モチベーションは人によって、"スイッチ"が違う~一律マネジメントから脱却!やる気スイッチの探し方~
【4】問いが、部下の主体性に火をつける~ティーチング×コーチングの使い分け方~
【5】見て、聴いて、引き出すマネジメント~One on Oneとフィードバックでつくる"自律型人材"~
【6】成長する部下と伸び悩む部下を分ける、経験学習サイクルの力~経験を"学び"に変える4つのプロセスをマネジメントに組み込む~

STEP5(五・六ヵ月目)
ホスピタリティで"成果に結びつける"チーム運営─目的と行動をつなぎ目標をやりきる仕組みを構築する─
【1】ホスピタリティを成果に変える4つの実践プロセス~PM理論で読み解く"幸福と成果"を両立するマネジメント~
【2】プロセス①:目的の共有~「数字に意味を持たせる」と、人は本気で動き出す~
【3】プロセス②:役割を与える~「この組織をつくる一員である」という実感が、行動を変える~
【4】プロセス③:アクションプランをつくる~「役割」が動き出すとき、チームは変わり始める~
【5】プロセス④:進捗共有の仕組みをつくる~「やりっぱなし」を防ぐ仕組みが、チームを自走型に変える~
【6】"あなたのために頑張りたい"と思われるリーダーが組織を変える~組織レベルを段階的に引き上げ、成果と幸福を両立する~

おわりに