人事が知るべき5つのステップ
【改訂版】障がい者雇用の教科書
人事が知るべき5つのステップ
【改訂版】障がい者雇用の教科書
二見 武志 [著]
2020.9 ISBN: 9784867230077
現在、国内には障がい者が約787万9千人(人口比約6%)います。
「障害者雇用促進法」によって、従業員数50名以上の民間企業は常用雇用者数の2.0%に当たる障がい者を雇用する義務を負っていますが、
平成26年度の実雇用率は1.82%で、これは過去最高の数値ですが、まだ目標の2%に達していません。
達成企業数でみると全国で44.7%で、雇用されている障がい者数は約43万1千人で、前年より5.4%にあたる2万2千人が増加しているものの、
未達成企業は未だ約4万7千社あり、そのうち障がい者の雇用数が0人という企業は約2万8千社もあります(平成26年度厚生労働省発表)。
また、障がい者を採用する意思はあるものの、そのノウハウを持たず困惑している企業も少なくありません。
なおかつ、大都市においては障がい者の「売り手市場」が進んだこともあり、目標を達成している企業が多い反面、地方においてはこの目標を達成することがより厳しい状況下にあります。
著者はこれまで実際に800社以上の企業において、障がい者雇用に関連する研修を行い、700名以上の障がい者の就職を支援してきています。
本書は、各企業が障がい者雇用をどう考え、どう実施していくべきかを経営者・人事担当者に向けて、実例(「ユニクロ」で知られる〔株〕ファーストリテイリング、「無印良品」の〔株〕良品計画)をあげて説明された、障がい者雇用のためのガイドブックになっています。