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メッセンジャー 

~ストロヴォロスの賢者への道~

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~ストロヴォロスの賢者への道~

キリアコス・C・マルキデス [著]

鈴木真佐子 [訳]

1999.4  A5判 / 320頁  ISBN: 4884691733

2,860(本体2,600円)

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『ストロヴォロスの賢者』と呼ばれるダスカロスから、米・メイン大学のマルキデス博士が、 賢者の深遠な教義や神秘に満ちた大宇宙論を引き出し、読む者を覚醒の境地にいざなう。

本書では、著者と賢者の出会いから、賢者との対話や奇跡的なヒーリングの実例を通して真理を探究していく過程が綿密かつ明瞭に記録されている。

ヨーロッパを経由してキプロスに向かう途中で、ふと前を見上げる白い鳥が三羽ずつ前を飛んでいくということが数回あった。
あれは祝福のしるしだったのか、私のキプロスでの滞在は、まさに充実したものであった。
コスタスにも真理の探究者たちにも会えたほか、ダスカロスの治療のおかげで、短かった片足の骨が二センチも伸びて、特注の靴を脱ぎ捨てることのできたドイツ人女性,それから、コスタスの治療を受けて奇跡的に回復したスイス人女性など何人かと会って話すこともできた。
なぜ、ダスカロスはキプロス島を選んで生まれたのかと思うこともあったが、キプロスはエジプトにもイスラエルにも近いし、聖書の一部でもあるのだから不思議ではないのかも知れない。(中略)
コスタスは、魔法もテクノロジーも使ってはいけないと言う。この三次元はバランスの世界で、それは主に善と悪のバランスだ。
現在の人間の意識や想念はこの二元性をなかなか超えられず、越えれば神の世界、調和の世界がある。霊的な成長により人間はそのレベルまで行ける。
しかし、たとえ白魔術でも「魔法」というものを使うことで、自分のコントロールの利かないところでそのバランスを崩してしまうことになるらしい。
ヒーリングは自分の霊的な成長とともに自然にできるようになるから、あえて学ばず、それまで待つようにと彼は言う。(中略)
コスタスが「静」ならば、ダスカロスは「動」だと言えるかも知れない。
また、ダスカロスは素晴らしい語り部でもあった。彼の話術により、昔の魔法の世界が目の前で展開される。
聖書の世界に一歩踏み込むことも、海賊船に乗ることも、死の向こう側の世界にも自由自在に飛んでしまうこともできる。
キプロスで私は、キリアコスの妻で、たまたま島に滞在していたエミリー夫人と会う機会に恵まれた。エミリー夫人はヒーリングに関しても、キリアコスの記述した体験はすべて真実だと言っていた。
コリン・ウイルソンも大学の同僚たちもこの本に驚いたが、大学ではとくにスペースシャトル「スカイ・ラブ」の場面が話題になった、と彼女はいたずらっぽく笑って言った。
私の好きな言葉の中には、龍とか水晶、ハスの花、花や草木のスピリットたち、チャクラ、大天使、天使とかがあるが、この本には誰もの「インナー・チャイルド」(自分の中の子)を喜ばせてくれるいくつもの言葉と不思議な話かいっぱい詰まっている。【訳者あとがきより抜粋】


【目次】
第1章 ストロヴォロスの賢者
第2章 ナチスの悪霊払い
第3章 エレメンタル
第4章 経験の信頼性
第5章 カルマ
第6章 思い出
第7章 死と輪廻
第8章 ロゴスとの出合い
第9章 コズモロジー
第10章 惑星・地球を守る者たち
第11章 取り憑いた霊
第12章 ヒーリング
第13章 物質化と非物質化